2014年9月1日月曜日

5分でわかるトルコ投資 その1

その (1) :  高い成長率、強固な財政基盤

トルコへの進出展開や投資を考える日本の企業にとって先ずは基本中の基本です。

日本企業にとってその国が成長国であるかどうか、その国の成長を自国の成長に取り込み、共に成長する上で重要なポイントです。トルコのGDP成長率が一つの指標になります。2002年からの6年間、約7%というGDP平均成長率でした。2010年9.2% 、2011年8.5%と好調を維持しましたが、2012年は中央銀行による緊縮策の影響もあり2.2%でした。

OECDの2013年5月発表によるOECD Economic Outlook No.93の2012年〜2017年のGDP平均成長率比較を見ると、加盟国を尻目にトルコは最高値の5.1%が予測されています。

一方、トルコの財政ですが、各国政府の累積債務と財政赤字のGDP 比率を比較してみると、トルコの指標は欧州主要国より優れた数値を記録しています。

2012年政府累積債務(推計値)によると、トルコは40.4%、ドイツ81.7%, フランス89.9%、イタリア126.1%です。2012年財政赤字GDP比率(推定値)では、トルコは2.6%、
ドイツ0.1%、フランス4.5%、イタリア2.9%です。トルコ国債の格付けは金融危機の間も向上し続け、格付け機関(S&P, Moody's 等)も投資適格水準への格上げを実施しています。

イスタンブールを車で走っていてカメラを向けると建設中のビルやショッピングモールに頻繁に出くわします。



次回、その(2) は「人口7500万人、約半数が30歳未満の豊かな国内市場」
です。トルコへの進出や投資、トルコを基点に周辺国への販路開拓を考える日本企業にとってトルコがいかに魅力ある市場であるかお伝えします。


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