2014年9月14日日曜日

5分でわかるトルコ投資 その3


その3: 人口15億の成長市場に隣接

トルコを起点に1〜4時間のフライトでリーチできる市場は15億人、25兆ドル市場になります。マイクロソフトやコカコーラに象徴される大手企業がトルコに地域統轄本部を設置し、周辺国の子会社等を管理する体制を強いているのはそのためです。下の図はトルコから約4時間以内で到達できる市場を同心円で描いています。トルコ進出を先ずは考え、その後、周辺国への更なる販路開拓や進出参入を視野にいれている日本企業にとっては非常に有効なアドバンテージと言えます。また、トルコ航空は世界で最も多くの海外都市に就航している航空会社です。トルコに拠点を置くことで、近隣諸国へ日帰り出張も可能となります。

◇ 欧州:GDP 20.5兆ドル、人口6億5800万人
◇ ロシア:GDP 1.7兆ドル、人口14000万人
◇ 中近東・アフリカ:GDP 2.6兆ドル、人口6億1000万人
◇ 中央アジア・コーカサス:GDP 2700億ドル、人口8000万人



日本企業の多くが、海外進出において中近東、中央アジア、ロシア、アフリカなどの新興市場に関心を寄せています。トルコはまさに上の図が示す通り、これら新興市場の中心部に位置し、物流面からも圧倒的な優位性を誇っています。地理的な近さに加え、宗教的な結びつきも持っています。多くの中央アジア諸国ではトルコ語やトルコ文化との親和性が高く、トルコ人にとって活躍し易い国です。トルコ企業の進出はアフリカ諸国に対しても目覚ましいものがあります。
補足情報として、郵船ロジステックによれば、欧州・中東向けRO-ROは毎年約10万台となっています。シリア情勢を鑑み、メルシン港、イスケンデル港からのRO-ROが代替輸送手段として、2012年にはエジプト向けが1236件に増えています。2013年1月からHaydarpasa-Trieste(イタリア)ルートが就航しています。このようにトルコへの進出、貿易や投資を考える企業にとってはプラス材料満載と言えます。

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