2014年12月4日木曜日

トルコ、増え続ける大型ショッピングモール

トルコではショッピング モールの数が急増している。この10年間、ショッピングモールの建設ラッシュが続き、2003年時点で62あったのが今では315を数える。

組織的な小売業態への投資総額の3 分の 1 が外資系で、300店舗が入っているトルコ最大のIstinye Parkなど大型ショッピングモールを中心に急拡大しており、2013年の売上高は600億ドルに達している。2014年には売上高750億ドルが見込まれ、それによってもたらされる雇用創出効果は絶大だ。

現在、トルコの54都市にショッピングモールがある。2015年までには60都市にモールが展開される。モールの6割はイスタンブールとアンカラに集中。アナトリア地方の諸都市でも 更に新モールが建設されるため、2015年の総店舗賃貸面積は1,300万平米に達する模様。

今回、イスタンブールではアタチュルク国際空港の近くのホテルに泊まった。近くにはSTAR CITYというアウトレットが多く入っているショッピングモールがあ。平日の昼間ということもあり、フードコートの階を除いては比較的人の数は少なかった。



毎回感じることだが、海外の大型ショッピングモールの中にいると一瞬そこがどこの国なのかが分からなくなることがある。トルコでも、ポーランドでも、インドでも同じ感覚に落ち入ってしまう。つまり、外資系店舗がそれだけ多く、見慣れたブランドやファーストフード店が軒をならべていることから来る「錯覚」である。その意味では安心感を覚えると同時にその国らしさが喪失してしまっている味気なさを同時に感じてしまう。

Levi'sなどのアウトレット。


ちょうど、お昼時であったので、フードコートで食事を済ませた。定番ともいうべきランチメニューを紹介しておきたい。私が注文したのは、Soslu Tavuk で14.5 リラ。700円ほどだ。チキンの焼いたものでライス付きを注文したが、パンが出て来た。



下の写真のサラダとその上においてあるドレッシングをみていただきたい。トルコではサラダを食べるときにはオリーブオイルやレモンソース、ザクロソースなどをかけることが多い。われわれとしては、日本風のサラダドレッシングが欲しくなる。ゴマドレなどがあれば最高なのだが。それに代わってドイツKuhne社のサラダドレッシングはどこへ行っても見かける。Kuhneのドレッシングは日本にも入っている。

トルコでも食の西欧化が、とりわけ若い世帯を中心に急速に進んでいる。マクドナルド、バーガーキング、ピザハット、カールズジュニア、スターバックス、なんと米系ファーストフードのいかに多いことか。


年間、日本からトルコへの訪問者数は30万人近くになっており、トルコ航空の増便などにより2014年は35万人を目標に据えている。日本食レストランもイスタンブールでチラホラ見かけるが極めて少ない。気軽にラーメンや牛丼が食べられるように早くなって欲しい。

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