2018年12月27日木曜日

日本とトルコが防災で協力

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

ともに自然災害が多い国として知られている日本とトルコ。
両国の政府が、防災分野で包括的に協力体制を構築することになりました。

今回の防災分野での協力に関しては、12月27日にアンカラで両政府が覚書に署名する事となっており、同時に「日トルコ防災協働対話」の会合も開かれます。

中心となる協力分野は、ともに地震保有国であるトルコの交通インフラの耐震化や都市計画づくり。官民合同での協力体制となり、日本からは日立や大成建設、前田建設工業、NECなどが参加する予定です。これを機に防災関連のサービスや機械の輸出につなげていきたい考えです。


日本とトルコとの間での防災協力に関しては、両国の政府間でも度々話題に登っており、そういった経緯が今回の覚書の締結につながったと考えられます。

トルコは、災害時の救助活動に定評があり、2011年の東日本大震災の際もトルコの救援チームが被災の約10日後には現地に入っていました。

今回の協力では、まずイスタンブールなど都市部で既存の建物の耐震補強を急ぐこととなっています。





2018年10月17日水曜日

トルコ、今年の輸出目標額を上回る見込み

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

昨今のトルコとアメリカとの政治的緊張にもかかわらず、今年のトルコの輸出額は、政府の当初目標としていた1700億ドルを上回る見込みである。

トルコ輸出業者協会の会長、イスマイル・ギュッレ氏は「トルコとアメリカとの二国間の政治的緊張は、9月末まで悪い影響を与えていない。9月以降のアメリカへの輸出額は昨年同時期と比べて下落はない。貿易は、政治的緊張の影響を受けることなく続いているという事だ」と述べた。

また、ギュッレ会長は、代替輸出市場を確立するための努力を続けており、これまでにも増して注視しているヨーロッパ市場の他にも違った国々への市場展開と輸出の増加を図りたいと話した。

トルコは、昨年9月から今年9月末までに1650億ドルの輸出を行い、今年の年末には1700億ドルを少し上回る額の輸出になる見込みであるとした。






トルコの輸出市場
トルコではゲームの輸出が伸びている。
2017年のゲーム開発分野の輸出額は前年度から40%増加して7億ドルに達した。
ニハト・ゼイベクジ経済大臣は、「トルコのゲーム開発起業家2023年に向けて25億ドルから100億ドルまでの輸出の目標を維持している。」と述べた。
2018年の輸出目標は10億ドルとしている。


2018年9月16日日曜日

トルコ(イズミール・西海岸)ビジネス視察ミッションのお知らせ

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

UNIDO東京事務所は中東協力センターとの共催で、10月にトルコへのビジネスミッションを計画。日本の民間企業を対象とし、イスタンブール、イズミールを訪問予定です。トルコとは経済連携協定(EPA)の交渉中であり、現地ビジネス環境視察の良い機会としてご検討ください。

1.概要
(1) 目 的      
日系企業関係者とともにイスタンブール、イズミールを含むトルコの西海岸地域を中心に訪問。
現地における日本の政府系機関より「トルコのビジネス環境」についてのブリーフィング、大統領府直轄のインベストメントオフィス(英語:Investment Office、旧ISPAT)やイズミール開発公社(IZKA)等のトルコ政府系機関やトルコ企業との面談、現地に進出している日系企業の工場視察等を通じて、トルコにおけるビジネス機会を発掘する。

(2) 実施主体    
主催・共催:中東協力センター、UNIDO東京事務所、イズミール開発公社(IZKA
後援 JETRO
協賛・協力:在日トルコ大使館(予定)、JICA、エーゲ海フリーゾーン(ESBAS

(3) 内容
-複数の日本企業によるビジネスミッション団を組成してトルコに派遣
  *10社程度を想定
-JETRO及びJICA等の日本政府系機関から「トルコの最新ビジネス状況」についてブリーフィング
トルコ・インベストメントオフィス(旧ISPAT)(予定)、イズミール開発公社(IZKA)等のトルコ政府系団体、イズミール地域を代表するフリーゾーン「エーゲ海フリーゾーン(ESBAS)」、
トルコ西海岸地域最大の「マニサ工業団地」(予定)、現地企業等との面談及び視察
-トルコに進出している日系企業の視察
-原則11名で、参加者は10名程度。
*尚、中東協力センター、国際連合工業開発機関(UNIDO)から職員が同行

(4) 対象者      
・日本の民間企業(参加者は第三国からも合流可能)10社程度(原則11名)
・最低限の英語が話せること。(通訳は同行いたしません)

(5)         
・渡航費(航空券代)、滞在費(ホテル代)、現地の活動費
(移動用車両の交通費、通信費等)は中東協力センターが半額負担。
  *概算ベースとなりますが、上記補助金適用後の総額予算は概ね20万円程度
(成田からエコノミークラスをご利用された場合で、昼食・夕食代は含みません)

2.スケジュール案
 1013日(土) [移動]成田発(関西方面等の空港からも参加可能です)      
 1014日(日) [移動]イスタンブール着  
 1015日(月) [イスタンブール]
 -JETROJICAから「トルコの最新ビジネス情勢」等についてのブリーフィング
 -トルコ政府系機関等を訪問 
 1016日(火) [イスタンブール->イズミール
 1017日(水) [イズミール]
 -イズミール開発公社、エーゲ海フリーゾーン等の訪問
 (日系企業の工場視察あり)
 1018日(木) [イズミール]現地企業個別面談等    
 1019日(金) [イズミール]日系企業の工場視察および市内視察       
 1020日(土) [移動]イズミール発 イスタンブール経由日本へ
 1021日(日) [移動]成田着
 ※皆様からのご要望により、プログラムが変更となる場合もございます。

3.  特記事項
(1)本ビジネスミッションは、ミッション実施に必要な参加希望者が集まった後の実施となります。
(2)参加を希望される方は、9月28日(金)までに申込書に記入の上、ご連絡下さい。
   *参加者は原則1社から1名とさせていただきますが、2名以上の参加を希望される場合は
 その旨も明記下さい。

<申込方法> 
以下URLより、申込書に必要事項を明記の上、以下のご担当者様へメールでお送りください。

(一財)中東協力センター
和山様(wayama@jccme.or.jp
猪俣様(inomata@jccme.or.jp
浅野様(asano@jccme.or.jp

(3)個別企業面談に関しましては、皆様からいただく「申込書」に基づいてアポイントを
    開始させていただきます。
  トルコ側の都合等によりご要望に沿えない可能性もございますが、ご容赦願います。
(4)パスポートの取得は各参加者にて行ってください。
   また、航空券の手配、宿泊先の手配等は原則こちらでアレンジ致しますが、
  状況によりましてはご自身で手配して頂く場合もございます。
(5)希望者多数の場合は抽選とさせていただき、結果のみをご連絡させていただきますので
  ご了承下さい。

【お問合せ】
本件に関するご質問等は下記までご連絡ください。
(一財)中東協力センター(TEL:03-3237-6722・FAX:03-3237-8018
<担当者> 
大矢様:oya@jccme.or.jp、和山様:wayama@jccme.or.jp
猪俣様:inomata@jccme.or.jp、浅野様:asano@jccme.or.jp

トルコの回復力と成長の可能性:在トルコ日本大使インタビュー

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

「短期間の不安定さにかかわらず、トルコ経済は、強い回復力と成長のポテンシャルを秘めていると考えている」と在トルコ日本大使館の宮島昭夫大使は、トルコのHurriyet Daily Newsに述べています。

トルコは中東のメジャーな投資先として日本企業からも注目を浴び、過去5年で28の日本企業がM&Aによってトルコ市場に参入しています。



(Photo by The ABC)


トランプ政権との対立によって生じた金融危機はトルコへの投資を検討する企業に取っての目下最大の懸案事項でありますが、エルドアン大統領が今月の国連総会などの機会を利用してトランプ大統領との和解を図るかが注目となります。
また、エルドアン氏が今月訪問予定のドイツでEUに再び歩み寄る糸口を掴むかどうかも注目です。




2018年8月31日金曜日

HISトルコにホテル開業。現地法人を設立へ

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

エイチ・アイ・エス(HIS)の連携子会社であるHISホテルホールディングスは、トルコにホテル事業を展開するため子会社「H.I,S.&DORAK CO.,Ltd」を設立すると発表しました。

最初の事業としては、温泉保養地として日本人観光客からも人気のパムッカレにホテルを建設予定です。
子会社の設立は今年の10月を予定しており、51%をHISホテルホールディングスが出資し、残りを現地の旅行会社が担う見込みとなっています。


その雄大な景観で人気のパムッカレ

新会社の設立はトルコでのインバウンド事業の拡大と強化を目的としており、パムッカレのホテルは2020年春までに開業予定です。

HISホテルホールディングス
HISホテルホールディンスは「変なホテル」をはじめとした新しいコンセプトのホテルを展開するHISグループの企業。「変なホテル」は2015年に長崎に1号店が開業し、宿泊者のチェックイン・チェックアウトなどをロボットが担当し話題を集めました。その後、千葉県舞浜や愛知県などにも開店し、店舗数を伸ばしてきていました。同社が海外の観光地に企画するホテル。どのようなものになるのか目が話せません。

2018年8月29日水曜日

トルコでトヨタが売上3位。2005年以来12年ぶり

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>


イスタンブール工業会議所(ISO)が発表した2017年の工業部門の売上高上位500社(ISO500)によると、2005年以来12年ぶりにトヨタ・トルコが3位にランクインしました。

上位10社は例年通り、エネルギー、自動車、家電、鉄鋼の4分野が占め、1位は石油精製会社テプラシュ、2位はフォード・オトサンが入り、自動車セクターの好調が目立っています。

トルコの製造業は、1990年代に発展した繊維・衣料品、食品加工などの軽工業から、近年では外国資本の進出によって自動車産業、鉄鋼などの重工業へとより幅広い発展を遂げています。主力となる輸出品目も自動車・鉄鋼が中心となっていますが、これらの製品の生産のための部品や周辺機器などは輸入品への依存が高いのが現状です。

トヨタ トルコ
Toyota Motor Manufacturing Turkey Inc. (トヨタ トルコ)はトヨタの欧州生産拠点の1つです。
1994年に生産を開始し、28万台の生産実績を誇っています。
トヨタ  トルコの2016年の売上は6位であり、2017年には3つ順位を上げました。2017年の輸出額は500社中2位です。
トルコ トヨタはヨーロッパ最大のトヨタの生産工場であり、トルコ最大の自動車メーカー及び輸出企業の1つです。

Photo by トルコ経済新報

トルコの自動車産業
トルコにおける自動車の生産高は、前年比12.6%の167万3,664台、輸出は16.8%増の133万2,794台とともに増加し、過去最高の記録となりました。

自動車工業協会(OSD)によると、2017年の自動車の生産は国内販売の鈍化にもかかわらず、EU向けの輸出の好調が続いたことが過去最高の輸出額に繋がりました。
前述のように、トルコの自動車産業はエンジンなどの主要コンポーネントを海外からの輸入に頼っていることが現状として問題視されていましたが、エルドアン大統領は2017年11月にはプロトタイプの電気自動車を2019年から生産するという国民社計画を発表し、同計画のプロジェクトでは部品も含みすべてを国産とすることを発表しています。

2018年8月11日土曜日

医療観光でトルコを訪れる人が急増

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

トルコを医療観光で訪れている人の数が急速に増えている。

医療観光とは、医療を受けるために自国以外の国へ渡航すること。
2007年にトルコを医療観光が目的で訪れた外国人の数は75000人であった。
2014年には36万人、2017年には70万人と、毎年急速に数を増やしている。
2018年には少なくとも85万人の患者が治療のためにトルコを訪れるとされており、さらにこの数字は伸びるのでは、との見方も出ている。

Photo by AC

医療観光でトルコを訪れる人は、価格、品質、技術や施設などの理由からトルコを選んでおり、欧州の多くの国よりも人気が出ている。
ドイツやロシア、アゼルバイジャンやイギリス、オランダからも来訪している。



トルコの医療事情
トルコの国内には、医療の質と患者の安全性を国際的に審査するJCIが認証する医療機関がある。
トルコ国内にJCIが認証する医療機関は54か所あり、認証医療機関を持つ58か国中、数でみれば21%を占めている。
こういった高品質のサービスに加えて料金が低価格であるということも注目されている。
施術によっては他国の10分の1ほど場合も多い。

トルコ、ファッションブランドの海外進出が好調

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

トルコのブランド協会によると、トルコのファッションブランドは海外で急速に市場を拡大しており、毎日平均2店舗が国外でオープンしているという。

国内での収益率が下がっていることから加速している国外への進出により、2018年初めには3150店であった国外店舗が2018年末には4000店舗に近づくとみられており、2020年には6000店舗になるのではと推測されている。

トルコのブランドが最も多く海外店舗を構えているのはロシアであり、それ以外にもウクライナ、カザフスタン、アゼルバイジャンなどの独立国家共同体諸国での出店が41パーセントを占めている。



トルコのブランドColin's 
Photo by Forbes


トルコの繊維・アパレル業
トルコの繊維・アパレル製造業は低コスト・高品質で知られ、近年アパレルの生産地としての地位を構築してきた。

生産力では一定の評価を得ていたトルコのアパレル産業だが、近年注目を浴びているのはそのデザイン力である。

トルコを代表するファッションデザイナーのメタップ・エライディの服は世界19か国で販売されている。他にもヨーロッパで修業を積んだデザイナーが数多く頭角を現しており、今後のさらなる展開に期待が寄せられている。

2018年7月22日日曜日

トルコフードフェスティバルが開催!

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>


2018年7月14日(土)、東京芝公園にてトルコフードフェスティバルが開催されました。
入場無料に加え、25種類のトルコフード・飲み物まで全て無料ということで食べ物には長蛇の列ができました。

トルコ経済省、地中海輸出者協会、トルコ輸出者会議が主催したイベントで、トルコ料理の他にもトルコ音楽や民族衣装に加え、トルコの伝統的なレース編みや、「デズヒップ」と呼ばれる細密画を体験出来るワークショップも実施されました。






ただただ、この日も東京は35度越えを記録し、よくぞ、皆さん炎天下のもと、並んでいらっしゃいました。
                   

2018年7月19日木曜日

トルコ関連セミナーが開催されます

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

2018年7月31日に、日本・トルコ協会より、第6回トルコ・セミナー「トルコ現代史の新たな幕開け:ダブル選挙のインパクト」と題したセミナーが開催されます。
講師はJETROアジア研究所・研究員の今井宏平氏です。

以下が詳細です。
日時:2018年7月31日(火) 15:00~17:00 (14:40 受付開始)
場所:伊藤忠商事東京本社ビル(東京都港区北青山2-5-1 東京メトロ/銀座線 外苑前駅)
テーマ:「トルコ現代史の新たな幕開け:ダブル選挙のインパクト」
講師:今井宏平氏 日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所・研究員
プログラム:14:40 受付開始
                        15:00 開始(講演及び質疑応答)
                        16:30 名刺交換会
                        17:00 終了
申し込み:日本・トルコ協会事務局へ、電子メールまたはファックスにて、下記事項を明記の上、7月24日(火)までに申し込みをお願いします。
Email: info@tkjts.jp Fax: 03-3497-8038
① メールの場合:件名に「トルコ・セミナー(7/31)」と記載ください。
 FAXの場合:本文に「トルコ・セミナー(7/31)参加希望」と記載ください。
②氏名 ③貴社名 ④所属部署名 ⑤御役職 ⑥電話番号(日中連絡先)
(事務局からの返信がない場合は、お知らせくださいますようお願い致します。)
参加費: 日本・トルコ協会 役員/法人会員/個人会員:無料、 一般:2,000円
定 員: 60名程度(先着順)
※セキュリティーの都合上、事前申込のない方のご参加は受付できません。ご了承下さい。

最新のトルコ情勢
トルコでは、7月18日に2016年7月のクーデターから続いていた非常事態宣言が解除されました。非常事態宣言は、これまで7回にわたり延長されており、今回の解除はテロ対策法が成立したことで、非常事態宣言解除後も機敏にテロに対する行動を起こすことが可能になったことが理由であると考えられています。
6月24日に行われた大統領選挙で再選したエルドアン大統領の下で体制の改革も進んでいるトルコ。情勢の変化も激しく、経済面でもインフレ率が6月には過去14年で最高になるなど、動きが活発です。

今後どのように、新エルドアン政権のもとで動いていくのか。
今回のセミナーは専門家からの見解を学ぶいい機会貴重な機会となるのではないでしょうか。



2018年7月12日木曜日

三菱日立パワーシステムズ、トルコで長期部品管理・保守サービスを受注

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

三菱日立パワーシステムズは(MHPS)は、トルコの独立系発電事業者(IPP)であるゲルマット社が運転する地熱発電所から長期に渡る部品管理・保守サービスを受注したと発表しました。

受注の対象である発電所の1号機と2号機共にMHPSが受注し製作したものであり、それぞれ2009年、20015年から運転をしています。

受注サービスは今後7年間の契約で結ばれており、その後の契約延長も可能となっています。MHPSが地熱発電のサービスでこのような受注を受けることは初めてであり、”欧州サービス部門の優秀な人材を活用したサービス提案が高く評価されたものである”(MHPS 公式ホームページより)としています。


photo by MHPS 公式HP

今回対象となる発電所はゲルメンチック地熱発電所という名前で、エーゲ海にほど近いトルコ第3の都市、イズミル(Izmir)の南約60キロメートルのアイディン県(Aydin Province)に位置しています。

アイディン県(Aydin Province):
およそ15万人の人口を持ち、トルコの重要な農業生産地域。
特にイチジクの生産地としては有名であり、その他にもオリーブ、栗、綿、柑橘類などが生産されている。

日本の地熱発電
日本の地熱発電資源は、アメリカ、インドネシアに次いで世界第3位と非常に高いポテンシャルを秘めています。それにも関わらず、日本国内の発電電力量に占める地熱発電の割合はわずか0.7%しかありません。日本国内ではまだまだ活用が遅れている地熱発電ですが、日本の持つ地熱発電関連技術は世界で非常に高く評価がされていることをご存知でしょうか。

地熱発電用のタービンでは、三菱日立パワーシステムズ、東芝、富士電機などの日本企業が世界シェアの大半を占めています。
三菱重工は、火山大国として有名であり、1年間の電力消費量の約25%を地熱発電で賄うアイスランド発で、世界有数の地熱発電事業会社、レイキャビク・エナジーと協業関係を結んでおり、実際にアイスランドへの地熱発電設備の納入も行っています。

東芝は1966年に国内初となる地熱発電所に、地熱発電用のタービンを納入。現在までに全世界に50を超えるユニットを納入してきています。東芝のタービンは発電能力では世界のトップシェアを保持しており、日本の高い技術を持ったものづくりの力はこう言った場所でも生きていることを再確認することができます。

このように世界各地で存在力を発揮している日本企業との技術。今後の益々の活躍に期待です。





2018年7月5日木曜日

トルコの一部輸入関税率が期限付きで0%に

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

トルコ政府は、2018年7月1日より一部の輸入品の関税を期限付きで0%に引き下げると発表しました。

対象となる品目は、トルコ本国で生産のできない原料品の1,882品であり、適用期間は品目によって2018年末~最長で2022年12月31日までとなっています。

Photo by JETRO

トルコでは、昨今貿易収支の赤字が拡大しており、今回の措置は、国内で生産することのできない原料を国外から安く仕入れて国内企業に提供することで、産業製品の国際競争力を高めることが目的であると考えられます。

トルコからはEU向けの輸出が伸びており、2018年5月の貿易高は前年比19.3%増となっています。逆にトルコと日本との貿易取引量はまだまだ少なく、トルコから日本への輸出は輸出総額の0.3%、日本からトルコへの輸入総額も2%ほどにとどまっています。

現在トルコに拠点を持つ日本企業の数は188社。2018年第1四半期の実質GDP成長率は前年同期比7.4%と市場の予測を上回ったものの、先日の大統領選などを踏まえた国内情勢の変化で、第2四半期からは変化の兆しが見えるのでは、との予想もされています。

トルコの景気変動と、今回の関税率引き下げが日本とトルコの貿易関係に与える状況は今後も要チェックです。

2018年6月27日水曜日

トルコのサクランボ、アジアにも上陸!

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

サクランボの生産量が世界一のトルコ。
毎年欧州とロシアに輸出され、好んで食べられているフルーツですが、今年は新たに市場参入した中国とマレーシアでも人気を博しています。

特に「ジラート900」と呼ばれる品種で世界に急速に輸出を伸ばしているトルコのサクランボ。大ぶりで甘みが強いことが特徴です。

今シーズンは、毎週10 トンのサクランボが航空機を使って東アジアに運ばれています。
2019年のシーズンはすでに週20-30トンが送られる見込みが立っており、生産者も需要に応えるために努めています。



Photo by TRT

トルコは、ナッツやフルーツが美味しいことで有名ですね。
トルコ産のナッツは粒が大きく、味が濃いため日本やヨーロッパでもよく好まれています。
鮮度が命のサクランボがトルコから東アジアへ輸入される。交通網の発達に驚いてしまいますが、トルコ産のサクランボ、食べてみたいものです。


2018年3月27日火曜日

「第7回OLIVTECH展」と「第8回EKOLOJI展」トルコ・イズミールで開催!

トルコ・イズミールで、5月9日〜12日の4日間
「第7回OLIVTECH展」と「第8回EKOLOJI展」が同時開催されます。

展示会の名称は正確には下記の通り。

「第7回OLIVETECH - Olive, Olive Oil, Dairy Products, Wine and Technologies Fair」
「第8回EKOLOJI – Izmir Organic Products Fair」 

暖かな陽光や肥沃な土地で作られるトルコのオリーブやオリーブオイルは「エーゲの恵み」とも呼ばれるその味は格別です。パンにつけるもよし、サラダや料理に使うもよし、是非、味わっていただきたい一品です。

また、トルコは認証を持つオーガニック製品が多いのもよく知られるところです。

当展示会の特色の一つは、全くと言っていいほど日本にまだ紹介されていない製品が数多く発見できるところです。この3月のFoodex Japanにトルコから40社以上の企業が出展をしていましたが、それはほんの一部でしかありません。

従って、日本の企業様にとっては見逃せない展示会と言えます。
未だ日本に輸入されていない魅力的な商品群を数多く発見されることでしょう。

展示会ウェブサイト(英語)

前回の報告書(英語)はそれぞれ下記よりダウンロードしてください。


開催地であるトルコ・イズミールはエーゲ海に面して5月は気候も最高に良く、食べ物も日本人の口に合います。是非、5月はイズミールへ行かれてみてはいかがでしょうか?